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都県別一人当たりの平均最大消費電力を比較してみた。 ニュース記事に関連したブログ

2011/07/12 16:30

 

 東京電力が支店別の最大電力実績を公表しているhttp://www.tepco.co.jp/forecast/html/index2-j.htmlので、都県別に人口あたりどの程度電力を消費しているのかを計算してみた。

 ただし、支店のエリアが厳密に県ごとに分かれているとは限らないことと、人口は面倒だったので、wikiからとった2010年のデータなので、多少のズレがある。また、東京都23区のみ11年3月1日付の人口になっている。なお、沼津地区は人口がわからないので、除外した(沼津地区のみなさんごめんなさい)。

 また、今年の最大電力は7月11日までの数値なので、今後更新されていくと考えられるので、去年と今年の最大電力の比較そのものは現時点ではあまり意味を成さない。

 この表で重要なのは、沼津を除いた全体と比較して、一人当たりの電力消費が大きいかどうかで、それは全体比較今年と全体比較去年を見ることでわかる(%が少ないほど消費電力が一人当たりで少ない)。

 

 

  人口 今年最大電力(万kw) 昨年最大電力(万kw) 今年/去年 一人今年(kw) 一人去年(kw) 全体比較今年 全体比較去年
東京都 13107716 1333 1736 76.8% 1.02 1.32 102.2% 103.5%
東京23区 8947343 1035 1336 77.5% 1.16 1.49 116.3% 116.7%
多摩区 4160373 298 400 74.5% 0.72 0.96 72.0% 75.2%
神奈川県 9049500 776 990 78.4% 0.86 1.09 86.2% 85.5%
埼玉県 7194957 647 834 77.6% 0.90 1.16 90.4% 90.6%
千葉県 6217119 541 703 77.0% 0.87 1.13 87.5% 88.4%
茨城県 2968865 382 471 81.1% 1.29 1.59 129.3% 124.0%
群馬県 2008170 266 345 77.1% 1.32 1.72 133.1% 134.3%
栃木県 2007014 270 343 78.7% 1.35 1.71 135.2% 133.6%
山梨県 862772 105 131 80.2% 1.22 1.52 122.3% 118.7%
上記合計 43416113 4320 5553 77.8% 1.00 1.28 100.0% 100.0%
沼津含む   4594 5999 76.6%        

 

 ワースト順で見ると栃木県・群馬県・茨城県・山梨県・東京23区・東京都全体・埼玉県・千葉県・神奈川県・東京都多摩地区となる。

 東京23区に関しては、昼間人口の増大が大きいと考えられ、それが多摩地区や東京23区隣接県の低さからも推察される。

 栃木・群馬・茨城・山梨の4県は、東京23区よりも昼間人口が流入するということはちょっと考えられないので、もともと節電意識の薄い県なんだと思われる。

 より都市化が進んでいるエリアほど消費電力が少ないというのは、興味深い現象で、今後は地方での節電教育の普及が必要と考える。

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孫正義社長が電田プロジェクトをぶちあげた理由。 ニュース記事に関連したブログ

2011/05/24 00:16

 

 孫社長が参議院の委員会に参考人として呼ばれて東日本ソーラベルト構想に懲りずに、今度は電田プロジェクトなるものをぶちあげた(資料はこちらhttp://minnade-ganbaro.jp/res/presentation/2011/0523_sangiin.pdf)。

 この電田構想というのは、ようは休耕田や耕作放棄地を安く利用しようということだ。東日本ソーラベルト構想の時に、被災地の津波で塩害で耕せなくなった田畑を安く利用しようとしたのと同じ構図だ。

 

 それで、なんでこんな事を孫社長が言い出したのかというと、太陽光発電というのは、土地面積あたりの発電効率がどうしようもなく低くて、風力発電よりも低い。

 なので、土地代が高くて、しかも日射量が低い日本でビジネスとして新規に土地を用意してやると、発電量は少ないのに土地代だけはかかるので、借入してやれば下手すれば赤字になったり、利益率も低くなってしまう。

 だから利益を出すためには、1kw60円以上(前回は40円だったのに値上がりしたようだw)で全量買取してもらって、土地も安く手に入れないと、ビジネスとして旨みがないわけだ。

 

 また、孫社長の資料では、8000円から一時値上がりしてもすぐ下がるかのように書いているが、全量買取で、かつ20年間固定などという制度では、電気料金は数十年は下がることはないし、それどころか金額固定なので太陽光発電が普及するほど電気料金は上がることになる。

 仮に、今までの発電の原価をちょっと高く見積もって、1kw20円ぐらいだとしよう。孫社長が言うように、太陽光発電主体で全量買い取り制度で30%を「自然エネルギー(笑)」で賄って20%増やすとすると、原価が3倍のものが20%増えてしまうのだから、8000円の電気料金は単純に計算すると11200円になってしまう。仮に以前孫社長が主張していた40円買取でも9600円だ。

 しかも、原子力を廃炉にして、太陽光が発電できないときには火力発電で賄わなければならないので、それらの費用が加算されることになる。

 以前も書いたが、いろんな所に設置することで、ある程度天候によるばらつきは抑えられるかも知れないが、それでも天候による影響によって発電量は大きく揺れ動くため、特に曇の日などはたとえ、発電量がそこそこあっても、いつ大きく減るかわからないから、その不足したときに備えて、火力発電を回し続けなければいけない。なので、その費用も加算しなければいけなくなる。

 更に、孫社長は蓄電設備には高コストだからと否定的な発言をしていたが、発電にばらつきがあり、夜間や悪天候時には発電すらできない太陽光発電にはそれをカバーする為には揚水発電を含めた蓄電設備が不可欠で、その費用もかかることになる。

 加えて、全量受け入れのための送電網の整備や、スマートグリッドの導入などをすればさらに高くつくことになる。

 結局、太陽光発電を設置できる土地を持っていて、投資できる人にとっては、60円全量買取は悪くない制度(ただし、日本の経済は悪化するので微妙)だが、そんな余裕のない人は高い電気料金を支払わされるだけになるわけだ。

 

 孫社長は自然エネルギービジネスで一儲けできるだろうが、電気代が高くなれば、あらゆる産業の利益率は落ちるし、製造業は競争力を更に低下させることになる。

 別に、全量買い取り制度も一切の補助金もなしで、自腹で孫社長が自然エネルギーを普及させようとするのは勝手だし好きにすればいい。

 しかしながら、馬鹿な政府に取り入って、マスコミやネットを利用して国民をだまくらかして、補助金を絞りとって、私服を肥やすというのは見過ごすことはできない。

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平常時より現在0.1μSv/h高いと今後どれだけ被曝するか表を作ってみた。

2011/05/16 20:09

 

 多くの人が、以前よりどんだけ多く被爆することになるのか気になっていると思うので、簡単な表を作ってみた。

 セシウム134の半減期は約2年で、セシウム137は約30年で半減期を迎える。半減期とは、その時点で、放射性物質が、放射線を放出して安定的な物質に半分変わるのにかかる期間表している。

 セシウム134と137の割合は大体半々の所が多いようだが、3:4ぐらいの所もあるようなので、累積では多くなる3:4の比率の方で計算することとする。

 内部被曝に関しては、チェルノブイリでは外部被曝が54.4%で内部被曝が45.6%だった(IAEAこの資料http://www-pub.iaea.org/MTCD/publications/PDF/Pub1239_web.pdfの5.4. TOTAL (EXTERNAL AND INTERNAL)
EXPOSUREを参照)。もちろん、日本の場合はチェルノブイリでの知見もあり、食品による内部被曝は相当減ると考えられるが、ここではあえて考慮しないで被曝量を計算する。

 なお、内部被曝は、食べる食品次第で大きく変わってくる。空間線量の少ない地域に居住していても、セシウム降下量の多い地域の山菜などをとって食べれば当然増えてしまうし、逆のことも言える。その為、この内部被曝を含んだ被曝量は参考程度にとどめておいてもらいたい。

 また、事故以前も、放射線を我々は浴びていたのであって、そこから余計な被曝がどの程度増えたのかということで考えたほうがいい。

 例えば、現在の空間線量が0.125μSv/hであったとして、以前が0.025μSv(25nSv/h)であれば、0.1μSv/hが事故によって増加した分と考えることができる。

 以下の表は、0.1μSv/h増えた場合の表であることを念頭においていただいて見てください。

 

 自分の住んでいる地域が、以前どれくらいの空間線量だったのかは、文科省のこのページhttp://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1303723.htm環境放射能水準調査結果(都道府県別)というpdfにのっているので、それを差し引いて計算すればいい。

 

 

  単位μSv 単位mSv 単位μSv 単位mSv 単位μSv 単位mSv 単位mSv 単位mSv
経過年数 1年セシウム137 積算セシウム137 1年4/7セシウム137 積算4/7セシウム137 1年3/7セシウム134 積算3/7セシウム134 セシウム137+134 仮想内部被曝含む
0 876.000 0.876 500.571 0.501 375.429 0.375 0.876 1.610
1 856.005 1.732 489.146 0.990 265.616 0.641 1.631 2.998
2 836.467 2.568 477.981 1.468 187.923 0.829 2.297 4.222
3 817.375 3.386 467.071 1.935 132.956 0.962 2.897 5.325
4 798.718 4.185 456.410 2.391 94.066 1.056 3.447 6.337
5 780.487 4.965 445.993 2.837 66.552 1.123 3.960 7.279
6 762.673 5.728 435.813 3.273 47.085 1.170 4.443 8.167
7 745.265 6.473 425.866 3.699 33.313 1.203 4.902 9.011
8 728.254 7.201 416.145 4.115 23.569 1.227 5.342 9.819
9 711.632 7.913 406.647 4.522 16.675 1.243 5.765 10.597
10 695.389 8.608 397.365 4.919 11.798 1.255 6.174 11.349
11 679.516 9.288 388.295 5.307 8.347 1.263 6.571 12.078
12 664.006 9.952 379.432 5.687 5.905 1.269 6.956 12.787
13 648.850 10.601 370.772 6.058 4.178 1.273 7.331 13.476
14 634.040 11.235 362.309 6.420 2.956 1.276 7.696 14.147
15 619.568 11.854 354.039 6.774 2.091 1.278 8.052 14.802
16 605.427 12.460 345.958 7.120 1.480 1.280 8.400 15.441
17 591.608 13.051 338.062 7.458 1.047 1.281 8.739 16.064
18 578.105 13.629 330.345 7.788 0.741 1.282 9.070 16.673
19 564.909 14.194 322.805 8.111 0.524 1.282 9.393 17.267
20 552.015 14.746 315.437 8.426 0.371 1.283 9.709 17.848
21 539.415 15.286 308.237 8.735 0.262 1.283 10.018 18.415
22 527.103 15.813 301.202 9.036 0.186 1.283 10.319 18.969
23 515.072 16.328 294.327 9.330 0.131 1.283 10.613 19.510
24 503.316 16.831 287.609 9.618 0.093 1.283 10.901 20.039
25 491.827 17.323 281.044 9.899 0.066 1.283 11.182 20.556
26 480.602 17.804 274.629 10.174 0.046 1.283 11.457 21.061
27 469.632 18.273 268.361 10.442 0.033 1.283 11.725 21.554
28 458.912 18.732 262.236 10.704 0.023 1.283 11.988 22.036
29 448.438 19.181 256.250 10.960 0.016 1.283 12.244 22.507
30 438.202 19.619 250.401 11.211 0.012 1.283 12.494 22.967
31 428.200 20.047 244.686 11.455 0.008 1.283 12.739 23.417
32 418.427 20.465 239.101 11.695 0.006 1.284 12.978 23.857
33 408.876 20.874 233.643 11.928 0.004 1.284 13.212 24.286
34 399.543 21.274 228.310 12.157 0.003 1.284 13.440 24.706
35 390.424 21.664 223.099 12.380 0.002 1.284 13.663 25.116
36 381.512 22.046 218.007 12.598 0.001 1.284 13.881 25.517
37 372.804 22.419 213.031 12.811 0.001 1.284 14.094 25.908
38 364.295 22.783 208.169 13.019 0.001 1.284 14.302 26.291
39 355.980 23.139 203.417 13.222 0.001 1.284 14.506 26.665
40 347.855 23.487 198.774 13.421 0.000 1.284 14.705 27.030
41 339.915 23.827 194.237 13.615 0.000 1.284 14.899 27.387
42 332.156 24.159 189.804 13.805 0.000 1.284 15.089 27.736
43 324.575 24.483 185.471 13.991 0.000 1.284 15.274 28.077
44 317.167 24.801 181.238 14.172 0.000 1.284 15.455 28.410
45 309.927 25.110 177.101 14.349 0.000 1.284 15.632 28.736
46 302.853 25.413 173.059 14.522 0.000 1.284 15.805 29.054
47 295.941 25.709 169.109 14.691 0.000 1.284 15.975 29.365
48 289.186 25.998 165.249 14.856 0.000 1.284 16.140 29.669
49 282.585 26.281 161.477 15.018 0.000 1.284 16.301 29.966
50 276.135 26.557 157.791 15.176 0.000 1.284 16.459 30.256
51 269.832 26.827 154.190 15.330 0.000 1.284 16.613 30.539
52 263.673 27.091 150.670 15.480 0.000 1.284 16.764 30.816
53 257.655 27.348 147.231 15.628 0.000 1.284 16.911 31.087
54 251.774 27.600 143.871 15.771 0.000 1.284 17.055 31.351
55 246.027 27.846 140.587 15.912 0.000 1.284 17.196 31.610
56 240.412 28.087 137.378 16.049 0.000 1.284 17.333 31.862
57 234.924 28.321 134.242 16.184 0.000 1.284 17.467 32.109
58 229.562 28.551 131.178 16.315 0.000 1.284 17.598 32.350
59 224.322 28.775 128.184 16.443 0.000 1.284 17.727 32.586
60 219.202 28.995 125.258 16.568 0.000 1.284 17.852 32.816
61 214.199 29.209 122.399 16.691 0.000 1.284 17.974 33.041
62 209.310 29.418 119.606 16.810 0.000 1.284 18.094 33.261
63 204.532 29.623 116.876 16.927 0.000 1.284 18.211 33.476
64 199.864 29.822 114.208 17.041 0.000 1.284 18.325 33.686
65 195.302 30.018 111.601 17.153 0.000 1.284 18.437 33.891
66 190.844 30.209 109.054 17.262 0.000 1.284 18.546 34.091
67 186.488 30.395 106.565 17.369 0.000 1.284 18.652 34.287
68 182.232 30.577 104.132 17.473 0.000 1.284 18.756 34.478
69 178.072 30.755 101.756 17.575 0.000 1.284 18.858 34.666
70 174.008 30.929 99.433 17.674 0.000 1.284 18.957 34.848
71 170.036 31.099 97.163 17.771 0.000 1.284 19.055 35.027
72 166.155 31.266 94.946 17.866 0.000 1.284 19.150 35.201
73 162.362 31.428 92.779 17.959 0.000 1.284 19.242 35.372
74 158.656 31.587 90.661 18.050 0.000 1.284 19.333 35.539
75 155.035 31.742 88.592 18.138 0.000 1.284 19.422 35.701
76 151.496 31.893 86.569 18.225 0.000 1.284 19.508 35.861
77 148.039 32.041 84.593 18.309 0.000 1.284 19.593 36.016
78 144.660 32.186 82.663 18.392 0.000 1.284 19.675 36.168
79 141.358 32.327 80.776 18.473 0.000 1.284 19.756 36.317
80 138.131 32.465 78.932 18.552 0.000 1.284 19.835 36.462
81 134.978 32.600 77.131 18.629 0.000 1.284 19.912 36.603
82 131.898 32.732 75.370 18.704 0.000 1.284 19.988 36.742
83 128.887 32.861 73.650 18.778 0.000 1.284 20.061 36.877
84 125.945 32.987 71.969 18.850 0.000 1.284 20.133 37.010
85 123.070 33.110 70.326 18.920 0.000 1.284 20.204 37.139
86 120.261 33.230 68.721 18.989 0.000 1.284 20.272 37.265
87 117.516 33.348 67.152 19.056 0.000 1.284 20.339 37.389
88 114.834 33.463 65.619 19.122 0.000 1.284 20.405 37.509
89 112.213 33.575 64.122 19.186 0.000 1.284 20.469 37.627
90 109.652 33.685 62.658 19.248 0.000 1.284 20.532 37.742
91 107.149 33.792 61.228 19.310 0.000 1.284 20.593 37.855
92 104.703 33.896 59.830 19.369 0.000 1.284 20.653 37.965
93 102.313 33.999 58.465 19.428 0.000 1.284 20.711 38.072
94 99.978 34.099 57.130 19.485 0.000 1.284 20.769 38.177
95 97.696 34.196 55.826 19.541 0.000 1.284 20.824 38.280
96 95.466 34.292 54.552 19.595 0.000 1.284 20.879 38.380
97 93.287 34.385 53.307 19.649 0.000 1.284 20.932 38.478
98 91.158 34.476 52.090 19.701 0.000 1.284 20.984 38.574
99 89.077 34.565 50.901 19.752 0.000 1.284 21.035 38.668
100 87.044 34.652 49.739 19.801 0.000 1.284 21.085 38.759

 

 また、この表の数値は、24時間同じ場所にいた場合の数値となるので、可能なら一日ポケット線量計を持ち歩いて、1時間平均で何μSv被曝しているか確認してから計算したほうがいい。

 まぁ、現在住んでいるところが0.5μSv/hを超えていなければ気にするだけ無駄と自分は考えますが、リスクをどう考えるかは人それぞれ。オウンユアリスクで、行動してください。

 木造家屋で半分ぐらい、コンクリートなら1/5とか1/10に線量は減ると言われますし、高いところに住んでいれば、さらに影響は減るでしょう。また、DNAの自己修復機能も考慮できるでしょう。

 そういったことも加味して、逃げたほうがいいのか、そのまま住んでいていいのか考えましょう。

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「再起動」による反原発派と原発推進派の終焉

2011/05/09 17:08

 

 と学会員で物理学者の菊池誠先生の「再起動http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1304903496」を読んで、卓見だと思ったので、それに加えて、再起動問題に絡んで起きそうなことを書いてみたい。

 

日本の原子力発電所の運転開始年月と出力一覧表 http://moke.iza.ne.jp/blog/entry/2275248/」をご覧いただくと解るように、今回停止を「お願い」された浜岡原発の4・5号機は日本の原発の中で比較的新しい原発で、特に5号機はABWR形式のもので、2005年1月18日運転開始で、これより新しい原発は、同じ形式のものが2機、形式が違う物が1機しかありません。

 

 この最新鋭と言って言い、浜岡5号機を止める以上、浜岡以外の原発であっても、定期点検中の物を再起動することは、政治的に極めて困難な状態になることが予想されます。

 

 反原発派の活動家は、今後各地で定期点検中の原発の再起動を阻止しようとしてくるでしょう。行政訴訟も行われるでしょう。特に、地裁の場合は、有利な判決を出しそうな裁判官に当たるまで何回も訴訟を取り下げることができますので、再起動禁止の仮処分命令が下されることもありうるでしょう。

 

 菅総理は、津波を理由に止めることを「お願い」したわけですが、再起動するためには、他の原発においても、津波がおこっても大丈夫だと証明することが求められてしまいます。

 

 しかしながら、発生確率すら計算されていなかった、大地震によって生じた津波によって、福島第一は悲惨な状況になってしまったわけで、地震の発生確率の高低だけで、再開とすることには抵抗が予想されます。

 

 福島第一原発の現在の状況は、複合的な要因によって、電源が全喪失し、冷却機能が失われたことによって生じたわけですが、浜岡原発は、その電源を確保・維持するための対策強化を地震発生後、自主的に開始していましたし、保安院の要請後、更に体制を強化していました。(中部電力の対応についてはこちらhttp://www.chuden.co.jp/emergency/3155977_6132.html)

 

 にもかかわらず、停止をさせられる以上、他の原発もそれ以上の万全の対策(反原発派はゼロリスクを求めてくるでしょう)をしなければ、再開してはいけないというロジックで責められると、反論は非常に厳しくなります。

 

 しかも、浜岡原発は、東海地震に備えて、地震対策を他の原発より強化していましたので、地震がいつどこで起きるかわからない、東日本大震災も予想されていなかったのだから、耐震補強もしない限り、どこの原発であっても再開するなと言われたら、地震が起きないと証明するのは不可能ですから、かなり厳しい状況に追い込まれてしまいます。

 

 今後、再起動が行われるたびに、これらの事が問題にされるため、その時の政府(菅政権なのか民主党政権なのか自民党政権なのかはわかりませんが)は極めて厳しい対応を迫られるでしょう。

 

 そして、時の政権が再起動を決められないうちに、大規模停電が発生しまった場合、その後の再起動は、多大な犠牲の上、スムーズに行われるようになるでしょう。そして、反原発派は、非現実的な主張をして、弱者を死に追いやり、社会的混乱を招いたとして、最早受け入れられなくなるでしょう。

 

 逆に、大地震が発生し、どこの原発でもいいのですが、小さな事故であっても何らかの問題が発生した場合、原発推進派に止めが刺されるとともに、たとえ大規模停電があり、弱者が死のうが、大規模停電にならなかった地域では、反原発派は生き残り、再起動は認められなくなっていくでしょう。


 すなわち、反原発派は、大規模停電が起きない程度には再起動を認めないと、自派が破滅するリスクはどんどん上昇していきます。

 同様に、原発推進派も、危険度が高い原発の再開を闇雲に要求することは破滅するリスクが高いと言えるでしょう。

 

 菊池誠先生考案のキャッチフレーズ「最短二年程度ですべての原発を止めうるというのが現実味を帯びてきた状況下では、原発推進も反原発も脱原発も無邪気ではいられない。」ということです。

 そして、両者は極めて厳しい選択と踏み絵が迫られ、綺麗に色分けされていた時代は終わり、同じく菊池誠先生考案のキャッチフレーズ「原発推進と反原発の蜜月時代は終わった」となるでしょう。

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日本の原子力発電所の運転開始年月と出力一覧表

2011/05/08 12:53

 

なんか、原発の運転開始がいつなのかわからないで、浜岡古いとか、柏崎ヤバいとかいっている人が多すぎるので、以前作った表を上げておきます。

なお、全ての運転開始年の出典はwikipediaなので、気になる人は別途ソースを当たってください。

一番重要な浜岡原発5号機の年月日が、コピペミスで抜けてました。修正しましたので、よろしくどうぞ。

 

東京電力


福島第一原発


原子炉 モデル 運転開始 定格電気出力(万kw)
1号機 BWR-3 1971年昭和46年)3月26日 46
2号機 BWR-4 1974年(昭和49年)7月18日 78.4
3号機 BWR-4 1976年(昭和51年)3月27日 78.4
4号機 BWR-4 1978年(昭和53年)10月12日 78.4
5号機 BWR-4 1978年(昭和53年)4月18日 78.4
6号機 BWR-5 1979年(昭和54年)10月24日 110
柏崎刈羽原発      
1号機 (KK-1) 沸騰水型軽水炉 (BWR) 1985年9月18日 110
2号機 (KK-2) 沸騰水型軽水炉 (BWR) 1990年9月28日 110
3号機 (KK-3) 沸騰水型軽水炉 (BWR) 1993年8月11日 110
4号機 (KK-4) 沸騰水型軽水炉 (BWR) 1994年8月11日 110
5号機 (KK-5) 沸騰水型軽水炉 (BWR) 1990年4月10日 110
6号機 (KK-6) 改良型沸騰水型軽水炉 (ABWR) 1996年11月7日 135.6
7号機 (KK-7) 改良型沸騰水型軽水炉 (ABWR) 1997年7月2日 135.6
福島第二原発      
1号機 沸騰水型軽水炉 (BWR) 1982年4月20日 110
2号機 沸騰水型軽水炉 (BWR) 1984年2月3日 110
3号機 沸騰水型軽水炉 (BWR) 1985年6月21日 110
4号機 沸騰水型軽水炉 (BWR) 1987年8月25日 110
日本原子力発電      
東海第二原子力発電所 沸騰水型軽水炉 1978年11月28日 110
       
北海道電力      
1号機 加圧水型軽水炉 1989年6月22日 57.9
2号機 加圧水型軽水炉 1991年4月12日 57.9
3号機 加圧水型軽水炉 2009年12月22日 91.2
       
東北電力      
東通原子力発電所      
東北電力1号機 沸騰水型軽水炉 (BWR) 2005年12月8日 110
東京電力1号機 改良型沸騰水型原子炉 (ABWR) 2017年3月予定 138.5
女川原子力発電所      
1号機 沸騰水型軽水炉 1984年6月1日 52.4
2号機 沸騰水型軽水炉 1995年7月28日 82.5
3号機 沸騰水型軽水炉 2002年1月30日 82.5
       
中部電力      
浜岡原子力発電所      
1号機(廃炉) BWR 1976年3月17日 54
2号機(廃炉) BWR 1978年11月29日 84
3号機 BWR 1987年8月28日 110
4号機 BWR 1993年9月3日 113.7
5号機 改良型沸騰水型(ABWR) 2005年1月18日 138
6号機      
       
北陸電力      
志賀原子力発電所      
1号機 沸騰水型軽水炉 1993年7月30日 54
2号機 改良型沸騰水型(ABWR) 2006年3月15日 135.8
       
関西電力      
美浜発電所      
1号機 加圧水型軽水炉 1970年11月28日 34
2号機 加圧水型軽水炉 1972年7月25日 50
3号機 加圧水型軽水炉 1976年12月1日 82.6
大飯発電所      
1号機 加圧水型軽水炉 1979年3月27日 117.5
2号機 加圧水型軽水炉 1979年12月5日 117.5
3号機 加圧水型軽水炉 1991年12月18日 118
4号機 加圧水型軽水炉 1993年2月2日 118
高浜発電所      
1号機 加圧水型軽水炉 1974年11月14日 82.6
2号機 加圧水型軽水炉 1975年11月14日 82.6
3号機 加圧水型軽水炉 1985年1月17日 87
4号機 加圧水型軽水炉 1985年6月5日 87
       
中国電力      
島根原子力発電所      
1号機 沸騰水型軽水炉 1974年3月29日 46
2号機 沸騰水型軽水炉 1989年2月10日 82
3号機 改良型沸騰水型(ABWR) 2012年3月予定 137.3
       
四国電力      
伊方発電所      
1号機 PWR 1977年9月30日 56.6
2号機 PWR 1982年3月19日 56.6
3号機 PWR 1994年12月15日 89
       
九州電力      
玄海原子力発電所      
1号機 加圧水型軽水炉(PWR) 1975年10月15日 55.9
2号機 加圧水型軽水炉(PWR) 1981年3月30日 55.9
3号機 加圧水型軽水炉(PWR) 1994年3月18日 118
4号機 加圧水型軽水炉(PWR) 1997年7月25日 118
川内原子力発電所      
1号機 加圧水型軽水炉 1984年7月4日 89
2号機 加圧水型軽水炉 1985年11月28日 89
       
日本原子力発電      
敦賀発電所      
1号機 沸騰水型軽水炉(BWR-2) 1970年3月14日 35.7
2号機 加圧水型軽水炉 1987年2月17日 116
3号機 改良型加圧水型軽水炉 2017年7月 153.8
4号機 改良型加圧水型軽水炉 2018年7月 153.8
       
電源開発      
大間原子力発電所 改良型沸騰水型軽水炉(ABWR) 2014年平成26年)11月 138.3

 

 

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反戦左翼カルトと反原発左翼カルトの手管

2011/05/08 08:02

 

 なんか、左翼団体が勢力拡大の好機と見て、蠢動しているようなので、反戦左翼カルトと反原発左翼カルトの手管を書いてみる。

 

「反戦カルト」平和について学ぶ会などの名目で、一般市民と個人情報を集める。

「反原発カルト」放射能について学ぶ会などの名目で、一般市民と個人情報を集める。

「反戦カルト」戦争は嫌いだよね?と多数の人が反対しないことから話し始める。

「反原発カルト」放射能は怖いよね?と多数の人が反対しないことから話し始める。

「反戦カルト」戦争の恐ろしさを、虚実交えながら話して、念を押す。

「反原発カルト」放射能の恐ろしさを、虚実交えながら話して、念を押す。

「反戦カルト」軍隊による戦争犯罪を列挙し、捏造した噂話を吹聴し始める。

「反原発カルト」原発事故を列挙し、誇張された噂話や被害を最大限に見積もった事例だけを吹聴し始める。

「反戦カルト」戦争における子供の被害をダシにして、可哀想だよねぇと同意を求める。

「反原発カルト」原発事故による子供の被害をダシにして、可哀想だよねぇと同意を求める。

「反戦カルト」平和な、戦争のない世界になると良いよねなどと言い出して、同意を求める。

「反原発カルト」きれいな水と空気は大切だよねなどと言い出して、同意を求める。

「反戦カルト」唐突に日本が平和であるためには、戦争をするための組織である自衛隊なんて必要ないよね?と同意を迫る。

「反原発カルト」唐突に日本の空気と水を汚す、原発は廃止するべきだよね?と同意を迫る。

「反戦カルト」同意せずに、自衛隊をなくしたら戦争になったら大変じゃない?などと反論すると、おまえは戦争が好きなのか!戦争で苦しんでいる子供達が可哀想じゃないか!平和が大切だって言ったじゃないか!この嘘つきめ!と集団で罵り、個人情報をチラつかせ、脅しすかしながら同意させる。

「反原発カルト」同意せずに、原発をなくしたら電気が足りなくなって大変じゃない?などと反論すると、おまえは原子力村の回し者か!そんなに放射能が好きか!汚染された空気で生きていかなければならない、子供達が可哀想じゃないか!と集団で罵り、個人情報をチラつかせ、脅しすかしながら同意させる。

「反戦カルト」同意した者に、平和団体を装った左翼政治団体への加入を求める。

「反原発カルト」同意した者に、反原発や環境保護を装った左翼団体への加入を求める。

10「反戦カルト」拒否したものには8・9が繰り返される。

「反原発カルト」拒否したものには8・9が繰り返される。

 

 

 論理的に考えれば、否定されてしまう事を相手に同意させるために、まずは相手が当然同意するような事から話をします。

 次に、ショッキングな話をしたり、映像を見せて、相手から思考力を奪います。

 その後に、こうなったらいいよねといったような、理想論を語ります。

 次に、本題の相手に同意させたかった話を持ち出します。この際に、周囲は仲間で固めて、その通りよね!とか、はやし立てた上で、当然平和を愛する、あなたも賛成よね?と同意を促すわけです。同意しなければ、お前は非人道的な奴だとか、嘘つきだとか、集団で攻め立てます。

 そして、気弱にさせて、別の人間が、そんなに何さんを責めちゃ可哀想じゃない!と怒って、周囲を黙らせた上で、救いの手を伸ばすふりをしながら、何さんも本当は戦争は嫌いなのよねとといった感じで同意を求めます。

 普段責められたことのない人は、一刻も早くこの異常事態から抜け出したいと思っていますから、その手を掴んでしまうわけです。

 この部分は警察が、犯人に自供させるときにやる手法と同じやり口ですね。

 

 今はいい時代で、主催者やその団体をネットで調べれば、どんな思想的背景を持っているかはわかりますし、そもそも左翼の隠れ蓑団体が集会で話す程度のことは、ネットでより詳しく、正確に知ることができます。

 こういう目に合わないためにも、変な集会には参加しないようにしましょう。

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浜岡原子力発電所は止めるべきか

2011/05/08 02:25

 

 菅首相は、計画停電や避難区域など、事前に関係者や当事者に説明を一切せず、党内や閣内ですらろくに議論せずにいきなり、会見で発表して批判されてきたにも関わらず、学習能力が完全に欠如しているようで、今回も唐突に会見で、浜岡原子力発電所の停止を、法的根拠もなく、放言しました。

 会見の全文及び映像はこちらhttp://www.kantei.go.jp/jp/kan/statement/201105/06kaiken.html。

 あいかわらずの無責任体質で呆れ果てるばかりですが、反原発の為なら毒でも食らうとばかりに、これに迎合する傾向があるのは残念な話です。

 

 以前少し書きましたが、スマトラ島沖地震のように、数カ月後にM8級の巨大地震が再度発生する可能性は十分にあるし、歴史的に見てもスマトラ→三陸→東南海といった順で巨大地震が発生しているように見えるし、高い蓋然性をもって起きると言っていいでしょう。

 確かに津波は恐ろしいものですが、福島第一と福島第二、東海第二、女川の各原発の結果から言えば、電源さえ維持出来れば、少なくとも冷温停止まで持っていけることと、電源がない時間が続いてしまえば、「止める」に成功しても危険が高いことが分かっています。

 その電源に対しては、中部電力はこのページ(http://www.chuden.co.jp/emergency/3155977_6132.html)を見れば、必要十分な対策を進めていることが確認できます。付け加えて、して欲しい対策は海水以外の冷却水の確保ですが、近くに溜池のようなものや河川がありますので、これを事前に利用出来るように整備して欲しいところではあります。

 また、地震に関して言えば、柏崎刈羽原子力発電所において、2000galの地震に耐えて、冷温停止に成功しており、柏崎と同型でしかも耐震補強も行っている浜岡原発を止める理由には成り得ません。

 また、古いから危険だという話もありますが、浜岡の原発は3号機が1987年、4号機が1993年、5号機は2005年運転開始で、いずれも運転開始から30年すら立っていない、比較的新しい原発です。特に、5号機は最新型と言って良いABWR形式のもので、これを止めるならば、全国のすべての原発を止めなければ整合性が取れません。

 

 また、原発事故発生によるリスクだけを最大限にして評価するのであれば、原発停止によって発生するリスクも最大限に見積もらなければフェアではありません。

 原発を停止した場合、まず電気代が上がります。それだけでなく、気温が上昇した際の供給電力の余裕が無いですから、突発的な大規模停電の可能性が高まります。

 大規模停電が発生した場合、様々な事故が発生します。交通事故はもとより、生命維持装置で命をつないでいる人にも死の危険が訪れますし、食中毒も増加するでしょう。

 長期的に、停止するのであれば、電力供給に不安を持った企業は、より電力が安定した地域や、同じ不安定ならコストが安い中国や東南アジアへと移転し、雇用問題や産業の空洞化、税収低下による債務不安など、様々な経済的問題が発生するでしょう。

 また、原発輸出もただでさえ、困難が予想されていましたが、最新型のものですら政府が危ないと言って止める以上、最早絶望的なものとなるでしょう。

 なんか、もっと色々挙げられそうですが、キリがありませんのでこれぐらいにしておきますが、これらのリスクも勘案して停止すると決定しなければ、無責任の謗りは免れないでしょう。まぁ、無責任っていうのは定まった評価なので、謗りじゃないって気もしますがw

 

 また、大規模停電のリスクに関しては、現時点で平年より10-20%下回って推移しているから大丈夫だろうという考え方もありますが、政府が復興に積極的でないために、遅れてはいますが徐々に震災後停止していた工場が操業を再開し始めていますので、このままの需給割合でいけるかどうかは甚だ疑問です。

 せめて、原発停止分の電力の手当を政府側で行う約束で、停止するというのであれば、まだ納得いくわけですが、会見を見れば、それもなく、みんなで省エネすりゃいけるだろ?程度の認識しか無いようにしか見えないのが困りものです。

 

 いずれにせよ、現状冷却機能維持のための対策が進んでいることや、大規模停電による経済的なリスクや死亡事故の増大のリスクを考えれば、浜岡原発を止める必要は無いと考えます。 

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何故、フリージャーナリストやネットメディアはデマに弱いのか

2011/05/02 20:26

 

 今日あった事例だとhttp://togetter.com/li/130768こういう事がありましたが、今回の震災後、フリージャーナリストやインターネットメディアの誤報やデマに騙される姿が目立っています。

 何故、フリージャーナリストやネットメディアはデマに弱いか、その構造的理由を書きます。

 まず、フリージャーナリストやインターネットメディアの収益構造に問題があります。

 基本的に、両者ともに知名度があってなんぼという世界で、知名度があがれば、フリージャーナリストであれば記事や本を出したり、講演にお呼ばれされるようになって、飯が食えるようになります。

 インターネットメディアもほとんど同じですが、基本的に話題を集めてアクセス数を増やすことで、広告収入を増やすことができます。インターネットの広告は、その広告が何回表示されたかで支払われる場合(一般的なバナー広告)と、クリックされた回数(グーグルアドワーズなど)や、クリックされた後に何か買われた場合に支払われるもの(アマゾンとか楽天とか)があります。

 しかし、記者クラブや大手メディアと同じ主張や報道をしていたのでは、みんな信頼性が高い、大手の報道を見るので、フリーやネットメディアは注目をあつめることはできず、収益にはつながりません。

 

 また、大手メディアは人手が多いこともあって、情報が入っても、記事にする前に校正を行うし、専門家に確認したり、情報ソースを洗い出したりします。

 そのため、大手の報道はやや遅れがちになります。

 そこで、人手もなく個人ベースでやっていることが多く、速報性を重視するネットメディは、入手した情報をろくに確認せずに、伝聞という形で流してしまいます。

 世の中には、情報の信頼性より、速報性を求める層が一程度いますので、その層をターゲットにしているわけです。

 しかも、大手メディアが流す前だから、競争が少なくてすみますし、しっかりと確認作業を行わないのでコストも掛かりません。

 誤報であっても、その記事を訂正するのではなく、消してしまえばいいやというような残念な姿勢も一部ネットメディアにはあります。これは、大手メディアも似たようなところがありますが、大手メディアは誤報をした場合は、突きあげられることも多いので、謝罪することがままあります。

 それに対して、ネットメディアやフリージャーナリストは、謝罪することなく、黙って問題が風化するのを待つ傾向があるようです。

 

 また、大手メディアは学会では主流となっている意見を中心に報道することが多いわけですが、それと同じものを流してもフリーはおまんまの食い上げですから、必然的に大手メディアがこれは報道に値しないと考えたようなトンデモな学者さんの意見ばかり取り上げることになります。

 また、そういったトンデモな意見を報道しないことを、大手メディアは何々と結託していて、意見を封殺している!とかと騒ぎ立てて、さも大手メディアは嘘つきで、自分は言論の自由の擁護者であり、体現者であるかのように振る舞い、読者に真実を届けているかのように吹聴します。

 確かに、記者クラブの馴れ合い体質は問題ですが、だからといって、記者クラブ以外のフリージャーナリストの報道の正しさが担保されるものではありません。

 

 こういった、フリージャーナリストやネットメディアのうかつな報道こそが、言論の自由を制限される際の理由に使われてしまうことを肝に銘じて、一本の電話で確認できる程度のことは、確認してから記事を書くようにしてもらいたいと思います。

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民主党の無責任・責任押付ドクトリンと小佐古敏荘内閣参与の辞任

2011/04/30 16:53

 

 小佐古敏荘内閣参与が4月29日辞任した。辞任の際の記者会見の全文はこちら

 それに対する枝野官房長官の会見での言い分はこちら

 

 以前、「放射能に汚染された地域の除染スキーム http://moke.iza.ne.jp/blog/entry/2255562/」でも書いたように、汚染された土壌は取り除いて、処分すべきで、その方法と基準は以下のように書いた。

「まず、計画的避難区域にも30km圏内でもない場所に存在している、1m地点での空間線量が0.5μSv/hを超える公園と公共施設から行い、夏休み期間中は幼稚園・保育園や小中学校から順に優先して行う。

 その後農地などの処理を行う(除染処理を完了するまでは農作業は禁止すべきで、前年度の収入を元に国が東電の代わりに立て替えて補償する)。なお、作業自体はできるだけ線量が高いところから優先して行い、出来うる限り風下が未作業エリアに向いてる時に行うようにする。

 次に、計画的避難区域の除染を行い、その後に30km圏内を徐々に円を狭めていくような形で除染を行う。」

 0.5μSv/hとしたのは、まずは5mSv/yを下回るようにすべきという考えからなのだが、それなりに妥当な数値だと思う。

 というのは、1mSv/y以下というのは、はっきりいって不可能に近い数値で、西日本とか放射性物質が降下していなくても、空間線量は0.1μSv/hを上回っているので、西日本放棄しなきゃ無理なレベル。文科省の珍妙な屋外8時間理論を使えば可能かもしれないが、日本全国のすべての学校が対象になりうるので、郡山の学校で土壌の除去の費用が大体一校あたり、200万円強のようだから、それが全国の学校・幼稚園・保育園となると、多分10万施設ぐらいになるので、ざっくり2000億円ぐらいかかる。これは自然エネルギー教の救世主兼教祖となりつつある孫正義社長の総資産の1/3を下回る数値ではあるが、逼迫した財政下では結構な金額だ。

 逆に0.5μSv/h以上の所だけを処理するならば、対象は1/10以下になるだろうから、ざっくり200億円もあればできるだろうし、子供のためという大義名分もあるのだから、財務省も断りにくいだろうから、文科省が予算を引っ張ってくればいい。

 

 そこで、問題になってくるのは、その土壌の最終処分をどうするかだが、以前書いたように、「反対が少ない無人島や、廃坑になった炭坑(それでも移送中にどうなんだ!とか騒ぐ人は出てくるが)か、福島第一原子力発電所近くを永久立ち入り禁止区域にして、そこで処分するしか無い。」 ので、これは政府が決断しなければならないのだが、枝野官房長官の会見を見れば解るとおり、未だに官僚・東電・地方自治体任せで、当事者意識はかけらもなく、政治主導をする気などさらさらなさそうだ。

 

 今回の原子力事故のすべての対応について言えることだが、事故の責任の全てを東電に押し付けたいがために、政府が主導してやるべきことも、一切手を出さないようにし、東電や自治体や省庁が自主的に行動するまで放置しているように見受けられる。

 これでは、何人内閣参与を増やしたって意味が無い。だから、小佐古敏荘内閣参与も辞任したのだろう。

 東電は所詮営利企業だから、支出を抑えようとするのは当然だし、地方自治体がやれることには制限があるし、省庁の官僚も責任は取らされたくないし、法律に縛られる。

 早急に、国民のために何かをしようとするならば、政府と与党が率先して責任をとって行動していかなければならない。

 農家や漁師に対する保証や避難民に対する一時金だって、東電がしぶしぶ払うのを待つのではなく、政府がまずは国民を救済するという意志のもとに、まずは立て替えて払って、その後に東電に請求すればいいい。

 法的な問題があるなら、立法措置を行えばいい。それが政府の役目だ。

 

 民主党は、これまで何でも人の責任にしてきて存続し、政権まで盗った党なので、無責任・責任押付ドクトリンで行動しているというのはわかるが、それを許すわけにはいかない。

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東北兵糧攻めと、買い溜めが何故おきたのかを考えてみる。

2011/04/27 21:44

 

 何故、買い溜めがおきたのか、いろいろなアンケートや分析が出てきているので今さらだけど、少し分析してみる。

 

 買い溜めには複合的な要因があって、大きく分けると心理的要因と物理的要因になります。

 一番最初の買い溜めの原因の一つは、今まで地震などの災害のための準備をしていなかった人が、買いに走ったことで、懐中電灯や乾電池、ペットボトルの水や非常食などが日本全国の棚から消えることになりました。

 

 また、日本の小売店はサプライチェーンマネジメントが高度に発達しており、小売店の在庫は最小限に抑えられています。特に、賞味・消費期限が切れると破棄しなければならない食料品などは、数時間ごとに商品が補充されることを前提に、店舗だけでなく卸元、製造元も極力ロスが少なくなるように製造を行なっています。

 そのため、突発的に需要が急増したり、配送ルートに問題が生じて、小売店への供給が数時間遅れるだけで、棚から商品が消えてしまうといった事態が発生してしまいます。

 これが、帰宅難民の大量発生によるコンビニでのパンや飲料に対する急激な需要発生によって、東京で一番最初におこりました。

 パンや飲料が棚から消えることが、供給への不安を引き起こし、それ以降の買い溜めを呼び込むことになりました。

 

 また、地震による点検のために主要高速道路が通行止めになり、12日には国家公安委員会より緊急交通路に指定され(http://www.npsc.go.jp/pressconf23/03_12.htm)緊急車両以外の通行ができなくなりました。

 この際に、どうも色々緊急車両の扱いに問題があって、本来であれば無条件で緊急車両として扱われていいような、タンクローリーや、民間企業の食品を運ぶ輸送車が認められなかったようで、14日になってようやく、国家公安委員会が最寄りの警察署で緊急車両の証明が取れるということを会見で述べています。

 これが、東北の被災地や関東地方への物資搬入を結果的には阻害し、言ってみれば東北兵糧攻めが起きてしまった事は、指摘せざるを得ません。

 

 また、被災自治体への批判はあまりしたくないのですが、避難所の事前備蓄が不足していたのではないかということです。よく、3日分の水と食料の準備をと言われますが、避難所は3日目どころか初日から水や食料に問題が発生していたように見受けられました。

 もちろん、備蓄倉庫が津波に流されたとか、火災にあってしまったとか、そういった場合は仕方ないのですが、どうもそれだけではない。

 どうやら、避難する住民の数に対する見積もりが非常に甘く、しかも数日で食料輸送やライフラインの復帰が行われることが前提となっていて、ほとんど備蓄をしていない、そういう自治体が、今回の被災自治体に限らず、全国の自治体がそういう有様のようです。

 

 また、物資輸送と事前備蓄の問題、想定外の被害と、避難民の発生により、被災地で様々な物資が不足しているということがテレビで繰り返し報道されたことから、何日過ぎても政府が助けに来ないかもしれないという不安を引き起こしました。

 これは当然のことで、政府や自治体はよく、3日分の水と食料の確保といっているのだから、3日以内に通常どおりとまでは言わないまでも、食料と水を供給しなければいけません。しかしながら、政府は供給に失敗し、そのことが、3日分だけでなく更に備蓄をしなければならないと不安心理を促進しました。

 

 ようやく、そろそろ物流が落ち着くだろうと思った矢先に、今度は放射性物質が浄水場の検査で検出されたことで、また日本全国から、ペットボトルの水や飲料が消滅することになってしまいました。

 

 また、ガソリンに関しては、コスモ石油の火災による供給不安や、被災地での燃料不足の報道、それに加えて、日ごろ、ガソリンを満タンまで入れてなかった人たちが、いざという時に逃げ出すためにと、ガソリンを満タンにしに行き、ガソリンスタンドで長蛇の列を作り、緊急車両や輸送車の燃料補給を阻害したことも、全体の輸送力の低下を引き起こしました。

 

今後、同様の事態が起きないようにするためには、

1:民間の輸送車も災害時は緊急車両として通行できるよう、事前に登録するようにする。

2:自治体の備蓄量を大幅に増やす。

3:避難所によって、物資の偏りが起きないように、無線機と発電機を備えて避難所同士で連携できるようにする。

4:個人の備蓄量を3日分でなくもっと増やす。

5:輸送経路の拡大。

などの対応をしていく必要があるでしょう。

 

 

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